大学職員のキャリア(4)大学職員としてのエンプロイアビリティ強化を実践

スポンサードリンク

『戦略的大学職員養成ハンドブック』岩田雅明著(ぎょうせい)の第6章には「大学職員のキャリア紹介 5人の職員たちの、これまでと今、そしてこれから」が収められている。

第一線で活躍されている(こられた)方々の、設問に答える形式の内容になっている。

大学職員の皆さまにぜひ読んでいただきたいと思い、取り上げたしだいである。

4回目の今回は、寺尾 謙氏(学校法人三幸学園 小田原短期大学 通信教育部次長(経営企画室兼務))である。

今回の寺尾氏も、刻苦勉励の人である。

大学職員のキャリア(4)大学職員としてのエンプロイアビリティ強化を実践

これまでのキャリア

慶應義塾通信教育部教務課(常勤嘱託)
(家庭の事情で夜間部の大学へ進学。昼間の勤め先として求人広告を見て応募)

芝浦工業大学
(当初はIT企業で教育支援や大学生支援を行う仕事につきたいと考えていたが、内定先が倒産。同大学に入職。学生対応の方法(考え方・在り方)が異なることにギャップを感じた)

小田原短期大学(現在に至る)
(小規模大学の方が自らの能力を最大限に発揮できるのではないかと考えた。幅広い知識・知見が必要となることは理解していたが、想定を超えていた。もっと勉強をしておけば良かったと思うことが多く、現在も毎日実務を通じて勉強している)

職員へのメッセージ

  • 大学職員は、「学生の手本となる大人」であるべき。

そして、末尾に収録されている、「大学職員とエンプロイアビリティ〜大学職員として雇用される能力を可視化する〜」という寺尾氏の論考にこうある。

大学職員として雇用される能力を身に着(ママ)ける前提条件として「学ぶ姿勢」が筆者は、最も重要な条件だと日頃から考えている。

大学職員が、就職後に「大学」や「大学院」において継続的に学問を修得し続けることは、大学で勤務する者(“学び”を提供する者)としての一つの自己成長の在り方だと考えている。

また、それを勤務先からの「命令」ではなく、「楽しみ」として行えるようになれば、「大学職員」という職業を天職に出来るであろうし、「大学職員」という職業人として大きな自己変革にもつながる。

そのためにも、日々の「実務の実践」と「理論の理解」が重要となることを今一度、強く、そして熱く伝えたい。

まとめ

大学職員は、学生にとってもっとも身近な社会人である。アルバイト先ではなく、自分の母校で働く社会人だ。

そこで職員が学生に模範を示すことは、学生に強い影響を与えるにちがいない。

高圧的で不親切な職員はいまでも見かけるが、それでも大昔と比べれば雲泥の差となった。これは喜ばしいことだ。

だが、反面これは、少子化によって生き残りをかけた「学生へのサービス向上」の結果とも言えまいか。

売り手市場であろうが、買い手市場であろうが、本来そんなことは学生にとって何の関係もないことだ。

どのような環境の下でも、学生へのサービスは一定でなければならないはずだが、そのトリガーが「生き残り」というのが教育機関として恥ずかしいではないか。

そう感じるのである。

【目次】大学職員のキャリア

The following two tabs change content below.
大学職員ブロガーです。テーマは「大学職員のインプットとアウトプット」です。【経歴】 大学卒業後、関西にある私立大学へ奉職し、41年間勤めました。 退職後も、大学職員の自己啓発や勉強のお手伝いをし、未来に希望のもてる大学職員を増やすことができればいいなと考えています。【趣味】読書・音楽(主にジャズとクラシック)・旅 【信条】 健康第一であと10年!

スポンサードリンク