はじめに
こちらの記事から。
『大学ランキング2015』による、大学職員の新卒採用倍率が紹介されている。
以下ご紹介しよう。
大学職員の新卒採用倍率
それによれば、トップは学習院大学の367倍(!)であり、10位まではすべて100倍超えだそうだ。
さて、トップ5は次のとおりとなっている。
1.学習院大学 367倍
2.明治学院大学 207倍
3.多摩美術大学 123倍
4.東京薬科大学 118倍
5.中京大学 117倍
別の年度によれば、1位が128.9倍(京都産業大学)というデータもあるそうだ。
意識する必要があるのは自校出身者比率
この倍率以上に意識する必要があるのは、自校出身者比率だと同記事は指摘している。
同書によれば、跡見学園女子大学、創価大学、同志社大学の3大学は、自校出身者比率100%(2014年度)となっており、29位の関西学院大学でも52.6%と過半数を超えているそうだ。
まとめ
私立大学職員はやはり人気職種だ。
業界全体を見ればまぎれもなく斜陽産業であるのに、である。
しかし大手のブランド大学であれば、いつの時代も、程度の差こそあれ安泰であろうからそれらを狙うのもひとつの方法かもしれない。
- 安定性をめざすこと
- 自校出身者の優先的な採用
については功罪があると思うが、これらについては機会があれば述べてみたい。
募集人数が少ないこともその原因かもしれないが、とにかくここまで狭き門だとは知らなかったので驚いた。

posted with ヨメレバ
- 作者:朝日新聞出版
- 出版社:朝日新聞出版
- 発売日: 2015-04-14
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大学職員ブロガーです。テーマは「大学職員のインプットとアウトプット」です。【経歴】 大学卒業後、関西にある私立大学へ奉職し、41年間勤めました。 退職後も、大学職員の自己啓発や勉強のお手伝いをし、未来に希望のもてる大学職員を増やすことができればいいなと考えています。【趣味】読書・音楽(主にジャズとクラシック)・旅 【信条】 健康第一であと10年!
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