大学改革が進まない理由 「事務」職員から「大学」職員へ(4)

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「『事務』職員から『大学』職員へ」第4回目です。

この記事は、福島一政氏の第1回高等教育推進センターSD講演会(関西学院大学)での講演をご紹介するものです。
出典:関西学院大学高等教育研究第2号(2012年3月)

今回は、「大学改革が進まない理由―偏差値志向ー」です。

大学改革が進まない理由―偏差値志向ー

大学改革が進まない5つの理由として、6点挙げられています。

  1. 偏差値信仰
  2. 大学経営のプロが決定的に不足している
  3. 目の前の学生に向き合っていない
  4. 学生が集まりそうな学部・学科を新設すればなんとかなるという幻想にとらわれすぎ
  5. 職員に権限が無さ過ぎ
  6. 大学自治の軽視と教授会自治の誤った運用

今回は1.の偏差値信仰です。

教育力こそがキーワード

福島氏は偏差値信仰について、

  • 最近は偏差値によらない大学選びという流れに変わりつつある。
  • ちゃんとした大学を作る。それぞれの特色を活かした大学づくりをしていくと結果が出る。

と指摘しています。

読売新聞の『大学の実力』をはじめとして、近年、偏差値以外のファクターで比較するランキングを目にするようになりました。

その反面、いまだに偏差値を上げることが「評価が上がった」と考えている大学も多いのではないかと思います。

ところで「偏差値によらない」となると「何による」のでしょうか。

それは「教育力」にほかならないと思います。大衆化された大学に適応したあたらしい教育手法をもって学生を教育し、その教育成果を可視化できること。これが「大学改革」の核心だと考えます。

偏差値だけではなく、自分のやりたいことができる大学を選ぶ。4年間で自分がどれだけ成長できたかが実感でき、可視化できる大学。

これからはそんな大学が選ばれるようになるのではないでしょうか。

繰り返しますが、「教育力」こそが何よりも重要なキーワードだと思います。

⇒第5回:大学改革が進まない理由―偏差値志向― 「事務」職員から「大学」職員へ(5)を読む。

【目次】「事務」職員から「大学」職員へ 福島一政氏の講演から

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大学職員ブロガーです。テーマは「大学職員のインプットとアウトプット」です。【経歴】 大学卒業後、関西にある私立大学へ奉職し、41年間勤めました。 退職後も、大学職員の自己啓発や勉強のお手伝いをし、未来に希望のもてる大学職員を増やすことができればいいなと考えています。【趣味】読書・音楽(主にジャズとクラシック)・旅 【信条】 健康第一であと10年!

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