大学改革とは何か|「事務」職員から「大学」職員へ(3)

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はじめに

「『事務』職員から『大学』職員へ」第3回目です。

今回は、「大学改革とは何か」です。

この記事は、福島一政氏の第1回高等教育推進センターSD講演会(関西学院大学)での講演をご紹介するものです。

出典:関西学院大学高等教育研究第2号(2012年3月)

大学改革とは何か

大学改革の課題とは

福島氏は以下の5点を挙げています。

(1)大衆化された大学の新たな教育システム(教育方法)の開発

  • きちんと大学で学んだ者にふさわしい力をつけて卒業させなくちゃいけない。
  • 昔と同じようなことをやっている。
  • 日本は先進主要国の中では、大学進学率はそう高い方ではない。

(2)世界的なレベルでの高度な研究

(3)多様な社会連携による新たな価値の創出

  • 大学同士の連携
  • 地域の大学、高校、産業界や自治体
  • 国、民間団体
  • 国際連携

(4)本格的な生涯学習事業の開発

  • いつでもどこでも学びたいときに学べるプログラムを高等教育機関が国民に対して提供すべき
  • 本格的な生涯学習の環境開発が必要

感想

新たな教育システムの開発

ユニバーサル段階の大学にとってもっとも重要なことは、その段階の学生に合わせた教育システム(教育手法)を開発することだと考えます。

これこそが大学改革の一丁目一番地ではないでしょうか。

全国の大学で色々な試みがされているようですが、「これが正解」という声は、寡聞にして聞いたことはありません。

FD、アクティブ・ラーニングなど言葉はよく聞きますし、研究会なども盛んに行われているようですので、成果を期待したいと思います。

私自身教員ではありませんので、無責任な指摘になったとすればご容赦いただきたいと思います。

本格的な生涯学習事業

あまり話題にはなりませんが、個人的には、本格的な生涯学習事業はこれから必要とされるものであり、またやらねばならないことではないかと考えています。

いまこそ社会人の学びが要求されている時代ではないでしょうか。

大学人でも、近年大学院で本格的なアドミニストレーター論を学ぶ人たちも増えてきました。

このことについては条件があると考えられます。

それは企業(組織)の理解と支援です。

米国の大学では成人学生が多いそうですが、そのような環境が整えばわが国でも本格的な事業になるのはないかと期待するものです。

 

⇒第4回:大学改革が進まない理由 「事務」職員から「大学」職員へ(4)を読む。

【目次】「事務」職員から「大学」職員へ 福島一政氏の講演から

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大学職員ブロガーです。テーマは「大学職員のインプットとアウトプット」です。【経歴】 大学卒業後、関西にある私立大学へ奉職し、41年間勤めました。 退職後も、大学職員の自己啓発や勉強のお手伝いをし、未来に希望のもてる大学職員を増やすことができればいいなと考えています。【趣味】読書・音楽(主にジャズとクラシック)・旅 【信条】 健康第一であと10年!

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