はじめに
「『事務』職員から『大学』職員へ」第2回目です。
今回は、「18歳人口の推移」です。
この記事は、福島一政氏の第1回高等教育推進センターSD講演会(関西学院大学)での講演をご紹介するものです。
出典:関西学院大学高等教育研究第2号(2012年3月)
18歳人口の推移
今後の18歳人口の推移
福島氏は以下のように指摘しています。
- 2008年から2013年までが120万人
- 2014年から2017年までが110万人後半
- 2018年から減少(いわゆる2018年問題)
- 2024年には109万人
- 2013年から2024年までの間に11万人減少
- 進学率が今と同じ55%で推移するとすれば、大学進学者が6万人減る。
2018年問題をどう乗り越えるか
「2018年問題の衝撃」にどう対処すればいいのでしょうか。
「大学改革」をきちんとやりさえすれば乗りきれるのでしょうか。
それとも中・下位大学にとって縮小・倒産は避けられないのでしょうか。
このことについて、福島氏が考える対応策を次回以降報告していきます。
進学率も景気の悪化で今後どうなるか分かりません。
減少するのではないかという悲観的な意見もあります。
先進国のなかでわが国の高等教育への進学率が高いほうではないそうです。
今後は年齢などを問わず、できるだけ多くの人々が大学で学ぶようになるのが望ましいありかただと考えます。
■出典:福島一政、「事務」職員から「大学」職員へ、第1回高等教育推進センターSD講演会、関西学院大学高等教育研究第2号、2012年3月
⇒第3回:大学改革とは何か 「事務」職員から「大学」職員へ(3)を読む。
【目次】「事務」職員から「大学」職員へ 福島一政氏の講演から
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大学職員ブロガーです。テーマは「大学職員のインプットとアウトプット」です。【経歴】 大学卒業後、関西にある私立大学へ奉職し、41年間勤めました。 退職後も、大学職員の自己啓発や勉強のお手伝いをし、未来に希望のもてる大学職員を増やすことができればいいなと考えています。【趣味】読書・音楽(主にジャズとクラシック)・旅 【信条】 健康第一であと10年!
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