新年度の4月。
英語の勉強を始めた人も多いことだろう。
米国で幼少時をすごした人に聞いた話だが、日本で英語を勉強したいと思っている人は多いが、実践している人はごくわずかだそうだ。
ものごとは「やる」か「やらない」か、である。「行動する」か「行動しない」か、と言い換えることもできる。
そして、それを続けることが成功につながる。
最大の成功法則は続けることだからだ。
そういうわけで、筆者もこれを読んでいただいているあなたも、これから1年間、おたがい頑張って学習を続けよう。
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メールの処理は一定の時間に
前置きが長くなったが、NHKラジオ「実践ビジネス英語」からの話題である。
4月号前半のビニェット(会話)のテーマはOne Day One(出勤初日)。
NYの会社に初出勤した日本人の主人公が、同僚から「メールの処理で生産性が損なわれることがないように」というアドバイスを受けるシーンがある。
(あなたは外国人だから)メールを読んだり返信したりするのにかなりの時間を取られる。
多くのアメリカ人にとって、それは1日の勤務時間の中で、最大のブラックホールの1つなのです。
メールのチェックによって、あなたの生産性が損なわれることがないようにしてくださいね。
主人公は尋ねます。
受信メールにはどのように対応しているのですか。
返答はこうです。
私は、一定の時間を確保して、メールを読んだり対応を求めているメールに返信したりします。そうすれば、あとは日々のほかの仕事や目標に移るばかりとなるのです。
問題は、ペースが速く、つながり合っている今日の世界では、競って私たちの注意を引こうとしていることが非常に多い、ということです。自分の限界を知って、本当に重要なことだけに集中する必要がありますね。
重要なことだけに集中せよ
アメリカでもメールの処理が生産性を損ねているようだ。
そのことへの対応として、一定の時間に処理することが紹介されている。
重要なことは、今日の世界では私たちの注意を引こうとしていることが多いので、自分の限界(処理能力や時間的制約)を知って、重要なことだけに集中する必要があるということだ。
これは、スティーブン・R・コヴィー博士の『7つの習慣』で紹介されている「急用ではないが、重要なこと」に注力せよ、と同じ意味だ。
朝一番にメールをチェックしたり、処理することはやってはいけないことだといわれる。
それは、一日のうちのスキマ時間で処理すべきだと。
それよりも、頭脳がクリアな朝の時間を、最も重要なことに集中せよというわけだ。
時間術についての書籍や記事は多い。
だが、「重要なことだけに集中せよ。そのほかの雑用に時間を割きすぎるな
」という意味のことを、さまざまなバリエーションで表現しているだけのような気がする。
きょうから、メール処理は一定の時間にやることにしよう。
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