2015年度Betweenセミナー
■日 時:2015年12月2日(水)13:30〜16:00
■テーマ:今後の環境変化をチャンスに変える学生募集広報
■場 所:大阪・ブリーゼプラザ小ホール
■テーマ:今後の環境変化をチャンスに変える学生募集広報
■場 所:大阪・ブリーゼプラザ小ホール
第2回目です。
講演者は、㈱進研アド・営業本部 改革支援室 Between編集部兼教育情報センター 部長の原 茂氏です。

グローバル化
- グローバル化の背景と方向性
今後は世界の大学と競わなければならない。
【文科省の取り組み】
・定員充足率の制限厳格化
・高大接続システム改革会議―「英語4技能」を測る入試
・「多様な能力を持つ人材」を集める入試
・教育再生実行会議第三次提言―グローバル化に対応した教育環境づくり
・外国人留学生を30万人に増やす
・初等中等教育段階からグローバル化に対応した教育を充実
・国立大の3グループ化
・スーパーグローバル大学創生支援
- 急増する英語検定試験の受験者数(高校生)
GTEC for STUDENTSの2014年度受験者数は約73万人
- トップ高校だけでなく、全国の約10校に1校はグローバル教育に力を入れた高校へ
英語教育強化事業、スーパーサイエンスハイスクール研究指定校(SSH)、スーパーグローバルハイスクール研究指定校(SGH)、国際バカロレア
- 英語教育の早期化により、英語やグローバルに興味・関心を持つ生徒が増加
「外国語活動」必修化の一期生が大学生に(2018年度)
- グローバルな評価を参考に、留学生や教職員が世界規模で活躍する時代へ
- THE(Times Higher Education)世界ランキング入りのメリット
(日本の)大学→世界にオープンな大学イメージ確立。世界規模での学生募集
海外学生への影響→ランキング入り大学から進学先を決定
日本人学生への影響→偏差値以外の指標として、「グローバル意識」の高い学生が入学
- 世界的に評価される大学の指標は、教育・学習環境、研究、研究インパクト
「評判調査(アンケート)」を重視
変化と課題のまとめ②
- グローバル化はもはや必要条件
- 学生募集やブランド力向上に貢献するには、具体的な実体が必要
- 偏差値以外の新たな序列化も進みつつある(THE)
大学改革
- 国立大学の改革〜3つのグループに分かれて機能を強化
①地域貢献型
②特定分野集中型
③グローバル型
- 国立大学のミッション再定義
教育内容の改革(改組)→国立大学の多くの学部が一斉に新しく生まれ変わり、高校生、高校教師、保護者は今まで以上に教育内容に関心を持ち、大学選びの基準が変わる。(地元の)国立大の評価up。
- 入試方法の改革
新設学部は、入試改革を先行して実施。年内に行われる入試(推薦・AO)の募集人員が1.5万人。推薦・AO入試の改革。
- 地域貢献、グローバル化、教育の特色強化に向けて、選択と集中
国立大学→海外大学と伍して、全学的に卓越した教育研究、社会実装を推進
私立大学→語学教育強化、国際環境整備、地域の国際化など、多様なグローバル化
大学改革の方向性
【成功している大学改革の特長】
- 意思決定が早い
- エビデンスに基づいた意思決定
- 中期・長期ビジョンに向けて、継続して改革を行っている
- 外的要因から動き出すというよりも、学内で掲げた目標に向かって動いている
変化と課題のまとめ③
- 志願者の母集団形成戦略の見直し
- 明確なブランドポジションの確立
- 以上を次年度・中期計画に明確に位置づける
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大学職員ブロガーです。テーマは「大学職員のインプットとアウトプット」です。【経歴】 大学卒業後、関西にある私立大学へ奉職し、41年間勤めました。 退職後も、大学職員の自己啓発や勉強のお手伝いをし、未来に希望のもてる大学職員を増やすことができればいいなと考えています。【趣味】読書・音楽(主にジャズとクラシック)・旅 【信条】 健康第一であと10年!
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