「野菜ソムリエな大学職員日記」のよちぷみ氏が、オープンキャンパスについて疑問を呈しておられます。
- オープンキャンパスって何を目的としてやるのか。
- 主催する大学側の姿勢
- ゴールを「来場者数」にしているのではないか?
- 目的は「多くの来場者数を集めること」なのか?
そして、こちらの記事を紹介したのち、
■オープンキャンパス考 -上-「大学の何を伝えるか オープンキャンパスの成り立ち」 麻布大学 小島理絵
■オープンキャンパス考 -下-「戦略的なプログラムの開発を 参加者と在学者の学びの場に」同
次のように結論を述べておられます。
オープンキャンパスの目的は「自大学で学ぶことに対して高い意欲を持つ学生を集めるために自大学の情報をより詳しく正確に伝え、自大学の志願者になってもらう」ことだと思います。
自大学の情報をできるだけ多くの方に伝えることを考えると「来場者数」が多い方がよいですが、自大学の「志願者」になってもらうことを考えると「自大学で学ぶことに対して高い意欲を持つ可能性をもった学生」に多く来場してもらうことが重要です。
そのためのターゲッティングが必要じゃないの?というのが僕が書きたかった結論です。
アドミッション・ポリシーの明確化が要請されている理由は、まさにここにあるのではないでしょうか。
今後、「自大学で学ぶことに対して高い意欲を持つ可能性を持つ学生」に多く来てもらうために、各大学は、アドミッション・ポリシーの明確化と併せて、ファクトを基本とした情報発信をしなければなりません。
WCV(Weekday Campus Visit)が、いまもっとも理想的なキャンパス・ビジット活動を展開しているのではないかと、個人的に注目しているところです。
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大学職員ブロガーです。テーマは「大学職員のインプットとアウトプット」です。【経歴】 大学卒業後、関西にある私立大学へ奉職し、41年間勤めました。 退職後も、大学職員の自己啓発や勉強のお手伝いをし、未来に希望のもてる大学職員を増やすことができればいいなと考えています。【趣味】読書・音楽(主にジャズとクラシック)・旅 【信条】 健康第一であと10年!
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