大学コンソーシアム京都 SDワークショップ2015 【参加報告】

スポンサードリンク

目的に合ったコースで学べる英語学習の新定番!


はじめに

大学コンソーシアム京都 のSDワークショップ2015に参加してきました。

勤務校は非加盟校なのですが、非加盟でも参加可能ということで申し込んだしだいです。

このワークショップですが、すでに実施された同コンソーシアム・SDフォーラムのフォローアップという位置づけ(同事務局談)とのことです。

なお、口外NGの事柄についてはオミットしていますことを予めご了承ください。

そのほかのコンテンツについても、何か不都合がありましたらご連絡いただければ幸いです。ただちに削除します。

それではご報告です。

大学コンソーシアム京都 SDワークショップ2015

開催概要

■日   時:2015年11月28日(土)13:00〜17:00
■テ ー マ:高等教育政策の動向〜人口減少とグローバル化に適応するための大学改革
■話題提供者:文部科学省高等教育局大学振興課 課長補佐 遠藤 翼氏
■司会進行 :京都大学総務部人事課 課長補佐 村上加代子氏
■場   所:キャンパスプラザ京都5階 第2共同研究室
■参 加 者:20名(定員20名)

■スケジュール
13:00 ワークショップ開始
13:00〜13:15 アイスブレイク(全員による自己紹介)
13:15〜14:15 遠藤氏からの話題提供(質疑応答含む)
14:30〜17:00 グループワーク(グループからの報告とコーディネーターによるコメント)

話題提供

文部科学省高等教育局大学振興課 課長補佐 遠藤 翼氏から、資料にもとづき報告がありました。

ここでは私のメモを記しておきます。

1.大学を取り巻く現状

  • 人口減少については、岩手県知事が精力的に発言。
  • 40年後に18歳人口は半減する。
    そのことを考慮した改革を。
  • 外国人留学生の入学資格
    パブリックコメントを募集した。
    中等教育までの課程が12年以下もOKとなる。
    今年度中に改正予定。
  • 私立大学の振興
    地方の中・小私立大学への支援。
  • 専門的職員について
    この夏に調査を行った。
    その集計を見ると、国公私を問わず最も関心が高かったのがIR
    国立は2位が研究業務、3位が国際業務。私立は2位が就職・キャリア支援業務、3位が国際業務だった。
    3位以下は国公私ともダンゴ状態。

2.人口減少下の地方大学の役割

  • 地方創生
    人の動き、動態を見ることが大切なポイント。
    予算・制度の手当ではない。
  • 社会人の学び直し
    企業の問題―評価されない。
    複合的な要因。解決策は?
  • 財務省のシーリング―前年度並みの実績だと1割減の要求しかできない。
  • PBLとアクティブ・ラーニングが流行―どこへ行っても聞く。
  • 私立大学等改革総合支援事業
    タイプ3・4(産業界との連携やグローバル化)は大規模大学向け。
  • 学生の集中是正
    私学が対象となる。
  • 職業実践力プログラム(BP)
    多くの大学が採用。

3.グローバル化に対応するための取組

  • 面あるいは立方体というイメージ
    昔は点と線。
  • シンガポールの取組はすごい。



グループワーク

課題

  • 各大学は何をしなければならないか
  • 国にどんなことを要望するか

について、

  • テーマを明確に
  • 問題意識をクリアに

して、各班ごとにまとめる作業を行いました。

各班からの発表

第1班

◯問題意識

  • 大学職員のSD(専門性の向上に向けた人材育成)
  • 専門性の高い職員の雇用の在り方(有期・無期)(都市部だと渡り歩ける?)
  • 地元での社会人の受け入れの在り方
  • グローバル化、留学生受入(受入にあたっての困難(文化的な違いや)、大変さ、日本語学習、留学生の出口をどうする)→インターンシップ・アルバイトなど。補助金。
第2班

◯問題意識

  • グローバル化、大学入試の在り方
  • 大学の収入の多様化(寄附金、企業等からの外部資金、運営費交付金の使い勝手の在り方)
  • 単位の実質化(学修時間の確保、学修成果の処置等)
  • 優秀な大学職員の引き抜きの発生
    画一的な給与体系の改善の必要性?
  • 知の集約(主要都市部)と地方の分散、Uターン、Iターン
    MOOCsの活用

第3班

私の班です。

◯問題意識

  • 大学におけるIR
  • 大学のガバナンス(学長のリーダシップ)の在り方
  • 学部の自治、大学改革を行うに当たっての職員や組織の意識の在り方
  • 学部を横断したFD活動(活動を推進するための学内予算措置)
  • 留学生と在学生の接点を増やすための取組
  • 大学の留学生に関する取組における人的ネットワークの重要性

遠藤氏によるコメント

  • 外部資金について
    受託研究は企業の研究開発費の1%にすぎない。
    外国では20%。
  • MOOCsについて
    コンテンツがない。
    放送大学―本人が受講しているかなどの認証の問題、収益の問題がある。
    ポイントは、色々な場所で視聴できるようになることで、たとえばスポーツジム、老人ホームなどで可能にするのがいいのではないか。
  • ガバナンスについて
    文科省としては、最終決定者(大学は学長、法人は理事長)が決まっていれば中身は問わない。
    構成員の意識の在り方が大事。色々な大学がある。

質疑応答

  • 社会人の受け入れについて
    富裕な高齢者を対象とするのがいいのではないか。
    CCRC(Continuing Care Retirement Community:継続介護付きリタイアメント・コミュニティ)。
    老人ホームが大学の中に入ってくるような施策。学校法人の福祉的な経営。
  • 留学生の受け入れについて
    できる大学とできない大学がある。
  • 大学の畳み方について
    体力のあるうちに決める。
    早めに「策」を考えておく。
    却って生き残っていける。
    合併は体力のある大学同士でうまく行く。
    「穏やかな退場」
  • 専門的職員
    参考になるのは「失敗例」。

懇親会

文科省の遠藤氏も参加してくださった懇親会。

少人数ながら和やかで楽しい時間を過ごすことができました。

人と交流するには懇親会がいちばんです。

私はいつも「懇親会こそ本番」と思っています。

今回も遠藤氏をはじめ、参加者の皆さんの貴重なお話を伺うことができました。

なかでも、大学行政管理学会(JUAM)元会長の立命館大学・大島英穂氏にお会いできたことは嬉しかった。

まとめと感想

  • 各大学は何をしなければならないか
  • 国にどんなことを要望するか

という課題でしたが、皆さまはどうお答えになりますか?

ちなみに私ですが、例によって訳のわからないことを口走って班のメンバーにご迷惑をおかけしたのではないかと反省しきりです。

ところで、このワークショップでもっとも印象に残ったことは、

  • 専門的職員についての調査で、各大学がもっとも関心の高い職種はIRであった。
  • 社会人の受け入れ方策として、老人ホームを大学が経営し、授業も受けてもらうという方法がいいのではないか。

でした。

老人ホームについては(皆さまも同様かもしれませんが)、まったく意外で、これまで思いつきもしませんでした。

しかし超高齢化社会の現在と未来においては、真剣に考えねばならないことなのかもしれません。

最後になりましたが、メールでの受付段階からワークショップ、そして懇親会まで、細かな気配りで運営してくださった事務局の皆さまにお礼を申し上げます。

【追記:2016年10月31日】

2016年度のSDワークショップの概要と申し込みはこちらです。

ぜひ参加されんことをおすすめします。

The following two tabs change content below.
大学職員ブロガーです。テーマは「大学職員のインプットとアウトプット」です。【経歴】 大学卒業後、関西にある私立大学へ奉職し、41年間勤めました。 退職後も、大学職員の自己啓発や勉強のお手伝いをし、未来に希望のもてる大学職員を増やすことができればいいなと考えています。【趣味】読書・音楽(主にジャズとクラシック)・旅 【信条】 健康第一であと10年!

スポンサードリンク