大学が楽しいと思ってもらえることは、大学の教職員や保護者、なにより学生本人にとっていちばん幸せなことです。
まずは、高校生や学生の悩み・不安が吐露されているサイトや先輩からのアドバイスが聞けるサイトを見てみましょう。
大学職員としてこのことに貢献できることは何でしょうか。
悩みとアドバイス
投稿サイトから

女子が語る「大学、楽しい?」。
サークルと共学がキーワードですね。
▼この投稿がグサリと刺さりました。
友達をうまく作れずに中退する人の何と多いことか
自分に太い軸のある人は学業に専念し友達の少なさも乗り越えられるでしょうが、そうでない人には地獄になりえます
サークルなどに自分の居場所を作ること
共学なら彼氏を作って行動を共にするのもいい
いずれにしても最初の数ヶ月が勝負です

- 案外融通のきかない時間割
- 講義マジつまらんかった、白熱教室は面白いのに 教科書は言葉というか専門用語を完全に理解して自分のモノに していないと読めないレベル
というような大学への厳しい意見もありますが、
在学中に将来どの仕事をしたいのか具体的に考えてその準備を怠らないよう規則正しい生活を送る これが将来楽しくなる方法
というようなまともな意見もありました。
Q&Aサイト

高校2年生からの、専門学校か大学かという質問。
大学は自分で行動を起こさなければつまらないと思います。
周りの友達や学校に雰囲気などもとても大切です。
大学は遊べます。すっげー遊んでます。
たくさんの友達もできました。
これが大学に入って一番の財産じゃないかと思います。
ま、いろいろな意見があります。
先輩からアドバイス

東大生のリアル4年間。
- 大学生活は所属サークル(部活)で8割方決まってしまう。
- そして、大学4年間を計画的に見据え、行動することが大事
とのことです。

つぎのように述べられています。
- 授業は興味のあるもだけを取る
- バイトはいろいろやってみる
- 読書する
- 自分にはできないと諦めない
- やりたいことが同じ・好きなことが同じ人のところに飛び込んでみる
大学ができること
個人的に重要だと思った意見は、
- 友達をうまく作れずに中退する人の何と多いことか
- いずれにしても最初の数ヶ月が勝負
の2点です。
そうだとすれば、「初年次教育」が重要になるのではないでしょうか。
ここでみっちりと大学生活に馴染んでもらって、高校生活から大学生活へ「接続」。
そうすることで、大学4年間を計画的に見据え、行動する自主性を養っておく。
そうすれば、すべてのことがスムーズに進む可能性が大きいのではないでしょうか。
そのような授業ができるような人間力ある教員は(失礼ながら)少数だと思います。
ですから職員が担当したり、アウトソーシングしてもいいのではないでしょうか。
初年次教育の改革は、大学改革で大きな役割を果たすと考えます。
- 2040年代における大学の役割と使命 大学行政管理学会(JUAM) 特別シンポジウム(3) - 2018年12月25日
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