バズっている気配の、ちきりんさんの投稿です。
要約
35歳でイケてるグループに入るためには、この4つの能力が必要です。
- リーダーシップ
- 生産性の概念
- マーケット感覚
- 自分のアタマで考えるスキル
この4つのメタ能力は、一流大学を出て就職するような大企業では身に付きにくい。その理由は以下のとおり。
- 組織がしっかりしてるから課長になるまで全くリーダーシップなど求められず、
- 予算も人材も余裕があるから、工場以外では生産性の概念さえ語られることがなく、
- 生産性といえば製造現場の話だと思い込んでる。
- 名刺の力と会社を丸ごと守ってもらえる規制で仕事ができるから、マーケット感覚が鍛えられず、
- ヒエラルキーや業界序列や“大人の事情”が、事実と論理に基づいた思考より重視される。
身につく企業をどのように判断するか?
それは、その会社&その会社出身者の35歳あたりの人を見ればよい。
感想
昔から大企業よりも中小企業の方が、権限が大きくやり甲斐があるとはよく言われていたことです。
そして今。
旧態依然とした組織に入るよりは、4つのメタ能力を身に付けられる企業に入ったほうが(とくに初職時には)、長い目で見ると賢明な選択であることを強く感じます。
この大企業の例ですが、読めば読むほど、わが大学業界にも似ているように感じましたが・・・。
専門性についての言及もありました。
どこで働いても専門性を身につけられる人もいれば、どこで働いても、たいして専門性が身につかない人がいる。
専門性に関しては、問題は“働く場所”や“環境”ではなく、自分の学ぶ能力なんです。
これも耳の痛い指摘です。
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大学職員ブロガーです。テーマは「大学職員のインプットとアウトプット」です。【経歴】 大学卒業後、関西にある私立大学へ奉職し、41年間勤めました。 退職後も、大学職員の自己啓発や勉強のお手伝いをし、未来に希望のもてる大学職員を増やすことができればいいなと考えています。【趣味】読書・音楽(主にジャズとクラシック)・旅 【信条】 健康第一であと10年!
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