京都カフェ・ガイドブックの決定版
京都のカフェについてのガイドブックやウェブサイトは数多い。
良質の情報をお探しの読者も多いことだろう。
それらのなかでも決定版といえるのが本書である。
構成は以下のようになっている。
一章 珈琲とエスプレッソ
二章 京都の歴史と共に歩んできた喫茶店
三章 カフェの源流から河口まで
四章 本と珈琲、音楽と珈琲
五章 町家、洋館、長屋をカフェに
六章 お茶の香りに誘われて
七章 食の楽しみ
4編のコラム
エリア別マップ
50音順索引
本書の魅力
本書の魅力は3点ある。
- 魅力的な写真
- コラムの面白さ
- そして何よりも著者の文章
これらと瀟洒な装幀とあいまって、文庫本にもかかわらず愛蔵するのにふさわしい書籍となっているのだ。
3点とも、ぜひお手にとっていただいて確認していただきたいと思う。
きっと、拙文に騙された、とはお思いにはならないだろうと確信している。
そうだ、京都のカフェに行こう!
筆者が訪れたお店はごくわずかにすぎないが、ちなみに以下のとおりである。
- FACTORY KAFE工船
- 六曜社地下店
- 珈琲工房てらまち
- イノダコーヒ本店
- 進々堂京大正門前
- スマート珈琲店
- YAMATOYA
- 御室さのわ
- かもがわカフェ
最近訪れたのが「かもがわカフェ」で、誠光社の帰途立ち寄った(定番コースですね)。
六曜社では、真冬に奥さんと出かけ、村上開新堂で買い求めた
好事福盧(池波正太郎も好んだというミカンのゼリー)を店内で食べていたところ注意された(もちろん自分が悪いです)。
イノダコーヒは本店よりも三条支店の巨大なカウンターに座ることが多い。
訪れたお店それぞれの思い出が浮かんでくる。
たしかなことは、どのカフェも、個性的ですばらしいお店だったこと。
皆さまも本書をカバンやポケットに突っ込んで、お出かけしてみましょう。
「そうだ、京都のカフェに行こう!」
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大学職員ブロガーです。テーマは「大学職員のインプットとアウトプット」です。【経歴】 大学卒業後、関西にある私立大学へ奉職し、41年間勤めました。 退職後も、大学職員の自己啓発や勉強のお手伝いをし、未来に希望のもてる大学職員を増やすことができればいいなと考えています。【趣味】読書・音楽(主にジャズとクラシック)・旅 【信条】 健康第一であと10年!
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