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まさにブログの教科書
『世界一やさしいブログの教科書1年生』染谷昌利著を読んだ。
目次は以下のとおり。
ホームルーム ブログってこんなに楽しい!
1時限目 ブログの運営と基礎を学ぼう
2時限目 先輩ブロガーの成功パターンを学ぼう
3時限目 人気記事の書き方を学ぼう
4時限目 ブログで収益をあげる方法
5時限目 最強のブロガーになる方法
ブログ運営についての、ほぼすべてが学べる内容になっている。
先輩ブロガーの成功パターンを学ぼう
2時限目では、17人の著名ブロガーへのインタビューが紹介されている。
質問項目は、
- ブログ紹介
- ブログ運営で気をつけていること
- ブログをはじめて実社会での変化
- ブログから収入を得る方法
- これからブログをはじめたい人に向けてのメッセージ
である。
本書のメインイベントともいうべきコンテンツである。
筆者は本書の企画が立ち上がったとき、「読者が自分の頭で考えて、自分にとっての成功パターンを見つけ出してもらう手助けになる書籍にしたい」と考えたそうである。
そして、このインタビューは、「世の中にあふれるたくさんの成功パターンを見つけ出してもらう手助け」として「数多くの事例を知ってほしいという想いから」と述べている。
このためだけに本書を買い求める値打ちのある、内容とボリュームである。
ブロガーのさらにその先へ
筆者がもっとも重要だと感じたのは、5時限目「最強のブロガーになる方法」である。
発信力は人生における武器
著者はブロガーの発信力についてこう述べている。
「発信できる」「文章が書ける」「人前で自分の考えを述べられる」「SNSを使いこなせる」というのは立派なスキルで、世間の大多数は、平然とした顔でそんなことはできません。
好きなことを書いているだけのブログ運営から、あなたの発信能力を必要としてくれる人に提供し、喜んでもらう。
世間では、情報の受信者がほとんどで、発信者は1%以下だと聞いたことがある。
それほどアウトプットできる人は限られているのだろう。
自分の発信能力を人に提供し、喜んでもらうこと。
このことはブロガーの大事な役割かもしれない。
ブロガーから専門家・評論家へ
つぎのようなステップが紹介されている。
- 自分の得意分野を取り扱う外部媒体に、ライターとして参加する。
- 第三者機関からの肩書を得る(All Aboutガイドなど)
- 出版
さらに、つぎのステージへ。
- 作家
- 講演家
- コンサルタント
- 教育者
そしてこう結ばれている。
未来の自分がなりたいステージにフックをかけることを意識して行動すると、夢はものすごいスピードで叶っていきます。
本書でもっとも感動したのは、この文章だった。
まとめ
筆者がブログ運営で心がけているのは、つぎの2点である。
- 読者の役に立つコンテンツを提供すること
- 楽しみながら続けること
まだ運営して1年すこしの零細ブログだが、ブロガーのその先のステージへ行けるようになりたいと強く願っている。
ともあれ本書は、ブロガーやこれからブログを始めようと考えているすべての人たちに推奨できるすばらしい内容である。
すこし残念なこと
Kindle版は、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できない、となっている。
IT系の著作であり、出版社だけに、よけいに残念である。
ちなみに筆者は紙版を購入した。
- 2040年代における大学の役割と使命 大学行政管理学会(JUAM) 特別シンポジウム(3) - 2018年12月25日
- 2040年代における大学の役割と使命 大学行政管理学会(JUAM) 特別シンポジウム(2) - 2018年12月20日
- 2040年代における大学の役割と使命 大学行政管理学会(JUAM) 特別シンポジウム(1) - 2018年12月19日