若手職員への応援が本サイトの基本スタンスなのですが、今回は中高年職員についての話題です。
自分自身がそういう立場ですので、少々バイアスのかかった意見になるかもしれません。けれども、年齢を重ねないと分からないことも一方であることも確かなのです。
年配の職員をないがしろに
出世街道からはずれた中・高年職員。どこの大学にもいますよね。ほかならぬ私もそれに近い存在かもしれません。
いつでしたか他大学の職員に、「うちは年齢層が逆ピラミッド型になっている。定年間際の職員の扱いに困っている」と聞いたことがあります。おそらく多くの大学でも同じ状態でしょう。
そういった年配の職員をないがしろにすると、若い職員はそれを見ています。それぞれの感じ方があるとは思いますが、人によっては「自分もああなるのではないか」と思うかもしれませんし、悪い影響を与える可能性があります。
構成員全員がやり甲斐をもって働ける職場に
年配職員を邪魔者扱いするのではなく、適切に処遇し、意欲をもって働いてもらうことは非常に重要な人事政策だと思っています。せっかく在籍している人たちに働いてもらわないでどうするのでしょう。
年金問題にもっとも有効な解決策のひとつが、高齢者が現役で働くことだと指摘されています。
また、少々待遇が悪くとも働く意欲をもっている人材は多くいます。そういった人たちを有効活用すべきです。要は使い方ひとつなのです。
時代は変わっています。超高齢化社会に入った日本ですが、高齢者の望ましい老後(optional aging)モデルを探し、提示することが社会問題として立ち現われています。
そういう意味でも大学こそが模範を示すべきではないでしょうか。
年齢・性別・雇用形態を問わず、構成員全員がやり甲斐をもって働ける職場にしなければならないと考えます。
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