NPO法人NEWVERYから「NEWVERYメールマガジン第1号(2015年4月号)」が届きました。HTMLメールでレイアウトも洗練されており、読みやすい紙面になっています。さすがです。
大学プロフェッショナルセンター
主な中身は、次の2点です。
- 「大学教職員研修センター」から「大学プロフェッショナルセンター」へリニューアル
- FDや広報・低学力支援に加えて、コンサルティング事業、採用支援事業も提供
理事長の山本繁氏は以下のように述べています。
- 当センターは、個々の大学が自学のポジショニングに立った独自の専門性(プロフェッショナリティ)を構築するサポート機関
- 中小規模大学、短期大学は、いま、個性化と専門化の両方が求められている。他の大学・学部・学科と何がどう違うか、その違いに一体どのような意味があるのか、そもそも本当に違うのか、看板倒れになっていないのか。産業の多様化や、18歳人口の減少と学生の多様化といった背景がある。
- 大学の個性化と専門化を進めるために横断的なサポートが必要。ワンストップで支援できるようにしよう、というのがリニューアルに至った経緯。
- 若者たちが未来に希望を持てる社会づくりの一環として、総合的な大学改革支援を行っていく。
つぎのイベントは6月13・14日の両日に東京で開催されます。残念ながら私は参加できないのですが、興味深いテーマが多く、有益なセミナーになりそうです。
「2030年も生き残るための本気の大学改革」
- 改革には「教職員全体が、中長期的に生き残るために、真の課題を認識している」「その課題を解決するために、本気で取り組む組織を作っている」。この2点が重要。
- この4月から「本気で取り組む組織を作る」お手伝いとして、改革人財の採用支援を始める。
- 1日目は、本気で大学改革に取り組む、各大学の中心メンバーによるセミナー
- 2日目は12の分科会を開催
ここで指摘されている
- 個性化と専門化の両方を進めなければならない。
- 教職員全体が、中長期的に生き残るために、真の課題を認識していなければならない。
- その課題を解決するために、本気で取り組む組織を作ることが必要
は重要だと思います。 真の課題を認識していなければ、真の改革はできないはずです。中長期計画を策定している大学も多くなってきましたが、すべてはこのことから始めなければならないはずで、そのために本気で取り組む組織を作るという流れになります。
一NPOがこれだけの活動をしていることは驚きです。私も大学人としてもっと頑張らないと・・・。
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大学職員ブロガーです。テーマは「大学職員のインプットとアウトプット」です。【経歴】 大学卒業後、関西にある私立大学へ奉職し、41年間勤めました。 退職後も、大学職員の自己啓発や勉強のお手伝いをし、未来に希望のもてる大学職員を増やすことができればいいなと考えています。【趣味】読書・音楽(主にジャズとクラシック)・旅 【信条】 健康第一であと10年!
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