2年ぶりに修二会(しゅにえ)へ行ってきた。
これで何度目になるだろう。この時期になると来たくなるのだが、自分でもその理由がよくわからない。
この日は、春到来と思わせるような穏やかな好天にめぐまれた1日だった。
それではご紹介しよう。
東大寺二月堂 修二会
正式名称は「十一面悔過」
通称「お水取り」と呼ばれるこの行事、正式名称は「十一面悔過(じゅういちめんけか)」と言う。
十一面悔過とは、われわれが日常に犯しているさまざまな過ちを、二月堂の本尊である十一面観世音菩薩の宝前で、懺悔(さんげ)することを意味する。
天平勝宝4年(752)から一度も途切れることなく行われ、今回で1265回を数えることになる。
スケジュール
ことしのスケジュールはつぎのようになっている。
3月1日〜14日 本行
3月15日 満行
■お松明の開始時間
3月1日〜11日 19時
3月12日 19時30分 大松明
3月14日 18時30分
12日の大松明が有名だが、本行中は毎晩お松明は行われている。
大松明の日は大混雑するので、それ以外の日(それでもけっこう混雑するそうですが)に出かけるのがいいかもしれない。
奈良市・東大寺二月堂で1日、修二会(しゅにえ)(お水取り)の本行が始まりました。お堂に籠もる僧・練行衆の足元を照らす「お松明(たいまつ)」の炎が夜空を焦がし、春の訪れを告げていますhttps://t.co/SoCYfJLSmK pic.twitter.com/uALJ7o6kKF
— 読売新聞写真部 (@tshashin) 2016年3月3日
入江泰吉写真美術館・奈良博のお水取り展・東大寺ミュージアム・クロネコならTABIセンター2階「野本暉房写真展」と修二会関連の展示会場を4ヶ所見てきました。ブログ更新>>https://t.co/B2JfnWQQ6A pic.twitter.com/a0oEXYpLI4
— 小さなホテル奈良倶楽部 (@HotelNaraclub) 2016年2月25日
近鉄奈良駅から東大寺二月堂へ
前回は、近鉄奈良駅から徒歩で行ったのだが、今回はバスを利用しようと、乗り場を駅ビル内の観光案内所で訊ねた。
案内所の方いわく「ぐるっとバスという100円バスが出ているので、それがオススメです。乗り場は◯番です」と教えてくれ、バスのパンフレットをもらった。
この女性、ネームプレートを見ると中国人のようだが、流暢な日本語と親切な応対に感心した。中国人観光客のみならず、連日多くの外国人に応対しているのだろう。
その100円バスに乗って「手向山八幡宮・二月堂前」で下車。そこからぶらぶら10分ほど歩くと二月堂に到着。
堂内を見ることのできる小部屋が四方にあって、そこで本行を見ることができる。ほとんど暗闇なのでなかなか見ることはできないが、声明(しょうみょう)を聴くことができる。
私たちの代わりに、十一面観世音菩薩の宝前で懺悔してくださっている練行衆(れんぎょうしゅう)の方々。何とお礼を申し上げればいいのであろうか。
これが目的で来たのだ。今回はたっぷりとここで過ごすことができた。
そうだ、奈良へ行こう
二月堂は高台にあるから、そこから見る奈良平野の眺めが絶景である。
「お水取りが終われば春がくる」といわれるが、今回はまるで春のような一日だった。
古都奈良での伝統行事。
皆さんもぜひお出かけになってみてはいかがだろう。
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