田中康夫氏(おおさか維新)が乳幼児から大学までの教育完全完全無償化を選挙公約として挙げている。
末尾の動画から文字起こしをして、ご紹介しよう。
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乳幼児から大学までの教育完全無償化
このことはほかの政党が言ってもいいこと。
なぜ言わないのか?
自分たちの背後にある補助金をもらっている団体が、おまんまの食い上げになるから。
新聞に書いてあるのは、「大学の授業料が高すぎる」。
あんな立派なビルばかり作っちゃって。
親も払えない。子どもも払えない。
バイトをしなきゃいけない。
答えがない。
奨学金の額を上げましょうとか、返済を免除する制度を作ってあげましょうとか。
それは誰がやるんですか?
それを認定するのは役人でしょ?
「裁量行政」っていうんですよ、こういうのを。
そうなったら、お目こぼしくださいって後援会の会長やってる族議員が言うかもしれない。
奨学金の返済を免除する率を決める機関ができたら、そこに天下りができる。
無償化はいちばんシンプルな話。
憲法26条に「教育を受ける権利」って書いてある。
「義務教育はこれを無償とする」と書いてある。
われわれはその「義務」を取りましょうと。
ヨーロッパでは、乳幼児から大学までの教育の完全無償化を行うことは、少子高齢化の切り札だってわかっている。
まとめ
荒唐無稽な話だと思われる向きも多いかもしれない。
だが、筆者はわが国が「教育大国」になるためには、必須のことだと感じた。
希望する者は、お金の心配をすることなく、誰でも大学に行くことができる。
世界に先駆けて、このことが実現できればどんなにいいだろうと思う。
いっぽう大学のほうも、「経営危機」を心配することなく、「教育の質」だけで競争できる環境がいちばん望ましいのではないだろうか。
田中氏には、今後も無償化めざして奮闘していただきたいと願っている。
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