三つのポリシーの策定と運用に係るガイドラインについて【メモ】

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三つのポリシーの見直しをされている、あるいは今後予定されている大学も多いことでしょう。

中央教育審議会大学分科会大学教育部会(第40回)で、
三つのポリシーの策定と運用に係るガイドライン(骨子の素案)」が配布されました。

個人的に重要だと思った箇所のメモを書き留めました。参考にしていただければ幸いです。

今回の配布資料は、三つのポリシーをあらためて理解するために絶好のものとなっています。これだけではなく、ぜひ全資料をお読みください。

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本資料の目次は以下のとおりとなっています。

はじめに〜本ガイドラインの位置づけ〜
第一章 三つのポリシーの一体的な策定の意義
第二章 三つのポリシーの策定に当たり留意すべき事項
第三章 三つのポリシーの運用に当たり留意すべき事項

以下がメモです。

第二章 三つのポリシーの策定に当たり留意すべき事項

1.三つのポリシーの策定のための組織・体制

  • インスティトゥーショナル・リサーチの充実など、そのための体制の整備も重要

2.三つのポリシーの策定単位

  • 基本は授与される学位の単位の専攻分野ごとの課程(学位プログラム)

3.三つのポリシーの策定に当たっての留意事項

(総論)

  • 三者の関係をわかりやすく示す。
  • 多様な者(入学希望者、社会人、外国人等)が十分理解できるような内容と表現とする。

(ディプロマ・ポリシー)

  • どのような学修成果をあげれば学位を授与するのかという方針をできる限り具体的に示す。
  • 「何ができるようになるか」に力点を置き、学生が身に付けるべき資質・能力を明確化する。
  • 学生の進路等社会における顕在・潜在ニーズも十分に踏まえた上で策定する。

(カリキュラム・ポリシー)

  • アクティブ・ラーニングの充実等、大学教育の質的転換に向けた取組の充実を重視する。
  • 初年次教育、教養教育、専門教育、キャリア教育等の様々な観点から検討を行う。
  • 初年次教育については、多様な入学者が自ら学修計画を立て、主体的な学びを実践できる観点から充実を図る。

(アドミッション・ポリシー)

  • 入学者選抜において、アドミッション・ポリシーを具現化するためにどのような評価方法を多角的に活用するのか、それぞれの評価方法をどの程度の比重で扱うのか等を具体的に示す。
三つのポリシーの策定と運用に係るガイドライン

第三章 三つのポリシーの運用に当たり留意すべき事項

1.三つのポリシーに基づく全学的な教学マネジメントの確立

  • 三つのポリシーを起点とするPDCAサイクルをポリシーの策定単位ごとに確立する。
  • 全学的な規模での教学マネジメントを確立する。

2.組織的で体系的な教育の展開と学生の学修成果の評価

  • 学修成果の具体的な把握・評価方法(アセスメント・テスト、学修行動調査等)、より効果的な公示方法等の開発・実践
  • 個々の学生による学修成果の記録、振り返り、学修デザインの支援

3.三つのポリシーに基づく大学の取組の自己点検・評価と改善、情報の積極的な発信

  • 地域社会や産業界など学外の参画を得ることなどにより客観的な視点を取り入れるなどの工夫を講じる。
  • 学生の卒業後の追跡調査等を行い、その結果を取組にフィードバックする。
  • 教育においては定量的な評価と定性的な評価の双方が重要であることに留意しつつ、可能なものについては数量的な指標も適切に用いる。
  • 三つのポリシーに基づく教育の状況に関しての積極的な情報の公開と発信に努める。

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内部質保証の動きが具体的になってきました。高大接続といい、この三つのポリシーといい、本格的に教育内容に焦点が移ってきたように感じます。

10年後には、「入口」の評価や広報力だけで大学が評価されることはなくなっている・・・かどうかはわかりません。

それは、私たち大学人の実行力にかかっているのでしょう。

 

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大学職員ブロガーです。テーマは「大学職員のインプットとアウトプット」です。【経歴】 大学卒業後、関西にある私立大学へ奉職し、41年間勤めました。 退職後も、大学職員の自己啓発や勉強のお手伝いをし、未来に希望のもてる大学職員を増やすことができればいいなと考えています。【趣味】読書・音楽(主にジャズとクラシック)・旅 【信条】 健康第一であと10年!

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