Skypeなどのビデオチャットを使って受験相談を
なぜほかの大学も導入しないのか Skypeを用いた遠隔面接を試験導入(近畿大学)
もそうですが、ビデオチャットを幅広く使っている大学はあるのでしょうか。
あまり聞いたことはありませんから少ないのでしょうか、ビデオチャット(電話)による受験相談。
受験生の経済的負担を軽減
このSkypeでの面接は、受験生の交通費や宿泊費などの経済的負担を軽減することが目的でした。これも同様です。受験時にはじめてキャンパスを訪れる(ことしかできない)受験生もいるはずでしょうし、オープンキャンパスには参加したけれど、尋ね忘れたことがある受験生もいるでしょう。
メールやウェブサイト、SNS上で、受験生の質問に答える環境を実装している大学がどの程度あるのか知りませんが、いずれにせよ、本来大学と受験生とは双方向的な関係を構築しなければならないと考えます。
アプリの紹介
ビデオチャット・アプリはざっとこれぐらいあります。
- Skype
- ハングアウト(Google+)
- Facetime
- appear.in(アカウント不要で超便利)
- Facebook、Messengerのモバイルアプリに間もなく提供予定
受験生の利便性のために、これらのすべてに対応しておかねばなりません。
投資ゼロで、大学も受験生もWin-WIn
ビデオチャットであれば映像が映りますから、
- 受験相談だけでなく、学生生活全体への質問に答えることができます。大学をアピールする絶好の機会です。
- 受験生からのご指名があれば、教員にも対応してもらう。
- キャンパスを歩きながら対応し、バーチャル・キャンパス・ツアーだってできる。
などなどが可能です。
需要が多ければ、専任の担当を置いて対応してもいいほどの重要な業務です。リーチできる受験生すべてに、徹底した対応をしたいというのが各大学の願いではないでしょうか。
おまけにハード面での投資はゼロです。今後増加するかどうかわかりませんが、検討してみる価値のあるツールではないでしょうか。
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大学職員ブロガーです。テーマは「大学職員のインプットとアウトプット」です。【経歴】 大学卒業後、関西にある私立大学へ奉職し、41年間勤めました。 退職後も、大学職員の自己啓発や勉強のお手伝いをし、未来に希望のもてる大学職員を増やすことができればいいなと考えています。【趣味】読書・音楽(主にジャズとクラシック)・旅 【信条】 健康第一であと10年!
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