大学について言及された点を中心にご紹介します。
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- 国立大学の授業料53万5800円を私立の平均(約86万円)まで引き上げる財務省案が反発を呼んでいるがこれは当たり前。
- 大卒と高卒の生涯所得の差は約5000万円なので、4年間で340万円の授業料でも収益率は10倍以上である。
- 大学の私的収益率は高いが社会的収益率はマイナス。これは大学の主な機能が、教育機関ではなく選別機関だから。
- これから教育はもっとも重要な産業だが、それを文科省が社会主義的に管理していることが改革を阻んでいる。
- 公的支援は奨学金(バウチャー)に。
- 大学(特に文系)は肩書販売装置。ある種のディプロマ・ミル。
などなど、です。
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このような指摘を受けないためには、教育機能をしっかりと果たすこと以外の手立てはありません。
そして、社会から「大学は変わった」「大学生はしっかりと勉強するようになった」という評価を受けるようになってこそ、はじめて自他共に「大学改革」が成功したと言えるのではないでしょうか。
改革の目標は、すべてこの1点に収斂されるべきだと考えます。
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大学職員ブロガーです。テーマは「大学職員のインプットとアウトプット」です。【経歴】 大学卒業後、関西にある私立大学へ奉職し、41年間勤めました。 退職後も、大学職員の自己啓発や勉強のお手伝いをし、未来に希望のもてる大学職員を増やすことができればいいなと考えています。【趣味】読書・音楽(主にジャズとクラシック)・旅 【信条】 健康第一であと10年!
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