山梨大学は9月30日に、「男女共同参画の加速のための山梨大学学長行動宣言」を発表しました。今後5年間の行動計画として7つの項目を掲げています。
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要約
読売新聞の報道によれば、
- 来年4月に、初の女性役員の誕生
- 来年4月に、現在8.3%の女性管理職の比率を11%に
- 2020年までに女性の比率を、教授は12.5%(現在9.1%)、准教授・講師は20%(現在17.2%)に
- 優れた研究成果を上げた女性研究者などを顕彰する賞を新設
ということです。
感想
同大学には、男女共同参画推進室が設置されており、活発な活動をされているようです。
「能力同等なら女性優先」という、すこし行き過ぎではないかと思われる表現があるものの、この「行動宣言」の趣旨には大賛成です。
ちなみに私の職場では、現在管理職は全員男性です。女性は、昨年度までは2名いましたが、退職したので現在はゼロです。過去に遡ってみても、いちばん多いときでも4名ぐらいだったでしょう。全員オジサンの会議というのもそれは壮観です。
ふり返って、学生を見てみても、卒業式では総代(首席)はほとんど女性なのに、社会に出た途端になぜか逆転することが多いように感じます。
その原因を作っているのは・・・経営者なのか人事部なのか、それとも現場なのか、はたまた社会システムなのか・・・。
人手不足といいながら、女性と高齢者を活用しない社会。こういう状態が望ましいわけはなく、いつまでも続くわけがないと考えます。
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大学職員ブロガーです。テーマは「大学職員のインプットとアウトプット」です。【経歴】 大学卒業後、関西にある私立大学へ奉職し、41年間勤めました。 退職後も、大学職員の自己啓発や勉強のお手伝いをし、未来に希望のもてる大学職員を増やすことができればいいなと考えています。【趣味】読書・音楽(主にジャズとクラシック)・旅 【信条】 健康第一であと10年!
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