すこし古い資料(2004年10月発刊)ですが、『SD(スタッフ・ディベロップメント)が育てる大学経営人材 大学冬の時代、大学職員は何をすればよいのか? 筑波大学大学研究センター短期集中公開研究会より』山本眞一編(文葉社)からの話題です。
「第1章第1節 大学職員の役割、教員との関係、そしてプロフェッショナリゼーション 寺﨑昌男(桜美林大学)」です。
寺﨑氏は、大阪女学院短大が、教員と職員という言い方を学内から追放していることを紹介しておられます。
どう呼ぶかと言えば、
- 教員はティーチングスタッフ
- 職員はマネジメントスタッフ
です。この言葉しか学内にはないそうです。
同大では、単に(職員への)「差別」がないということではなく、大学に関するあらゆる情報が、この基盤の上に共有されているそうです。
そして、同氏は最後にこう述べておられます。
職員という呼び名をそもそも廃止したというのは、非常に示唆的
名は体を表すといいます。そこに「強い意志」が込められていることが条件だとは思いますが、一考に値することではないでしょうか。
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大学職員ブロガーです。テーマは「大学職員のインプットとアウトプット」です。【経歴】 大学卒業後、関西にある私立大学へ奉職し、41年間勤めました。 退職後も、大学職員の自己啓発や勉強のお手伝いをし、未来に希望のもてる大学職員を増やすことができればいいなと考えています。【趣味】読書・音楽(主にジャズとクラシック)・旅 【信条】 健康第一であと10年!
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