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学生と大学のこんだん会
東京都市大学では例年、標記の懇談会を開催しているようです。今回のテーマは「超える、つながる、その夢に。」。
6月10日に世田谷キャンパスで行われた様子が、同大新聞会のサイトで紹介されています。
たとえば「生活環境、学生生活について」では、以下のようなやり取りが交わされています。便宜上(Q):学生、(A):大学としています。
(Q)事務の取扱いが17時までで、100分授業になってから時間がギリギリなので、もっと時間に余裕が持てるように取扱い時間を延ばしてほしい。
(A)前向きに取り組みたい
(Q)世田谷キャンパスから等々力キャンパスのシャトルバスが15時は5分出発のものしかなくて不便
(A)検討します。
(Q)図書館の開館時間が短い上に休みも多いのでもっと図書館を長く多く利用できるようにしてほしい。
(A)毎年この意見が出るが、図書館の職員は大学の職員ではなくお金を払ってやってもらっているので予算の都合でそれは難しい。
アンケートや「学長へのメール」などの取り組みは多くの大学で実施されていると思いますが、こうした大学執行部と学生との対話形式で行われているところは少ないのではないでしょうか。いい試みだと思いました。
昨年10月実施分の記録はこちらです。
今年度から100分授業実施
ところで、学生の質問にもあるように、東京都市大学は100分授業を実施しているんですね。明治大学が最初に考えたとばかり思っていました。己の不明を恥じるしかありません。
同新聞会サイトでは100分授業のメリットを、次のように説明しています。
今後、就職活動時期の変更に伴い、来年度の就職選考活動開始は8月1日となる。8月の初めに定期試験があると学生にとって不利であるが14週にすることにより試験は7月いっぱいで終わる。
また2コマ連続で同じ科目を行うことで短期集中型を目指す「クォーター制」の活性化にも繋がる。
さらには学生から多く不満が聞かれる祝日授業日を減らすことができ、夏休み期間が延長するなど多くのメリットが考えられる。
個人的に異論がないわけではありませんが、こういうことだそうです。
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