リーダーの規範となる行動 「事務」職員から「大学」職員へ(16)【最終回】

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「『事務』職員から『大学』職員へ」第16回目です。

今回が最終回となります。

この記事は、福島一政氏の第1回高等教育推進センターSD講演会(関西学院大学)での講演をご紹介するものです。
出典:関西学院大学高等教育研究第2号(2012年3月)

今回は、「リーダーの規範となる行動」です。

リーダーの規範となる行動

リーダーの規範

リーダーの規範となる行動を、福島氏はつぎのように述べています。

  • 模範を示す
  • ビジョンを分かち合う
  • それまでのやり方を変える
  • 一人ひとりが何をしなければいけないか、自分の頭で考えさせる。

模範を示し、自分の頭で考えさせることはリーダーの基本的な役割です。

私自身は若い頃、上司をいつも反面教師として見ていることが多かったです。今から思えば生意気だったと反省していますが、それほど自分のロールモデルにしたいほどの上司にめぐり会えなかったことが残念でなりません。

ビジョンを分かち合う、それまでのやり方を変えるというのは、新しい時代のリーダーの役割だと思います。

そのためには大学(職場)にビジョンがなければならず、そして、業務改革への指針があることが条件になるのではないでしょうか。

皆さんへのメッセージ

そして、このようなメッセージを投げかけておられます。

ご自身への二つの問い

「あなたは、何故一度しかない人生を今の仕事のために使っているか」
「あなたは、今の仕事を通じて成長したか」

これは、大学マネジメント改革総合大会の基調講演で、丸善CHI ホールディングス社長の小城氏が述べたことだそうです。

一度きりの職業人生の意義をあらためて考え直すことは、非常に大事なことでしょう。

マズローの欲求5段階説ではありませんが、人には自己実現欲求があります。

仕事で成長し、自己実現できることが理想です。「それは文字どおり理想で、現実はもっと厳しいものだ」という意見はよくわかりますが、それは自分自身の心構えでずいぶんと違ってくるのではないでしょうか。

気概:逃げ切れない世代が担う

私自身は取り敢えず、一つの大学で定年までいきました。ある意味では逃げ切りました。けれども、ここにいるほとんどの方は逃げ切れないと思います。

先のことはわかりません。冒頭に申し上げたように、18歳人口はどんどん減っていきますから、どうなるかわかりません。

これからの時代はまさに気概をもって臨まねばなりません。

Noblesse obliege

要するにそれなりの立場にある人には大きな責任が伴うということ

ミドルの役割:一点突破

一点突破の意味は、

「全体を変えるということは非常に難しいことですが、いま自分がやっているところで変える、そこで突破してゆく」

であり、一所懸命と言えるでしょうか。

担当者の役割:生の実態と事実の把握

「数字で見ているだけでは分からないことがたくさんあります。もちろん数字も大事ですが、生の実態をきちんと把握することが必要です。必ず数字の背景があるわけですから、事実を把握して、どうするのか、というように食い下がって考えていただきたいと思います」

定量調査だけではなく、定性調査も大事だと言い換えることができるかもしれません。

数字の背景があるわけですから、生の実態を把握することが必要というのは分かりやすい説明です。IR担当者も肝に銘じなければならないことだと思います。

改革の鉄則

組織の力がある時でなければ改革はできないし、もうだめだというところでは改革はできない。

 

【目次】「事務」職員から「大学」職員へ 福島一政氏の講演から

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大学職員ブロガーです。テーマは「大学職員のインプットとアウトプット」です。【経歴】 大学卒業後、関西にある私立大学へ奉職し、41年間勤めました。 退職後も、大学職員の自己啓発や勉強のお手伝いをし、未来に希望のもてる大学職員を増やすことができればいいなと考えています。【趣味】読書・音楽(主にジャズとクラシック)・旅 【信条】 健康第一であと10年!

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