中央教育審議会「新たな高等教育機関」の行方―Between情報サイトから

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Between情報サイト 「新たな高等教育機関」の行方

~中央教育審議会「実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化に関する特別部会(第5回&第6回」傍聴報告~のご紹介です。

今回から事務方も、高等教育局に加え生涯学習局も含めたプロジェクトチームに移行したそうです。

それでは内容をご紹介しましょう。

第5回(10月2日開催)

今回は、学位と修業年限に関する議論が中心。

学位については、学士というより「学士と同等の称号」が与えられるという流れ。

修行年限は2年+α。長期インターンシップをカリキュラムに組み込むことを前提に考えられていることから、2年では十分な教育が行えないとの見方が強い。

一方で、「既存の大学組織の改善によって、今回めざすところのものは実現できる」という意見も根強く残っている。

合意形成が図られつつある項目は以下のとおり。

  • 研究ではなく、産業直結の職業教育機関
  • 大学体系での設置
  • 大学卒と同等の称号付与
  • 2年+αの修業年限(モジュール型?)
  • 長期インターンシップを含むカリキュラム

第6回(10月21日開催)

引き続き制度設計の議論だったが、今回は文科省から具体的なたたき台が用意され、それを集中的に議論する形となった。

論点は、

  • 育成する人材像
  • 修業年限
  • 学位
  • カリキュラム

等である。

育成する人材像

文科省は、成長産業等・地域産業分野のリーダー・経営層を養成するとしているが、多くの委員からは、中堅・中間層を担う「プロフェッショナル」「仕事人」を育てるべきとの指摘がなされた。

それがそれぞれの分野および地域のボトムアップにつながる、というわけである。

身に付けさせる能力

あまりに抽象的なので、より具体的な記述への変更が求められた。

修業年限

「学士」では原則4年で、「4年に前期・後期の区分を設けることも可」としている。

短期大学士では「2年または3年」としている。

教育方法

義務化事項として、

  • 科目全体の4〜5割を演習・実習科目にすること
  • 長期インターンシップを履修させること

などが挙がっており、これらに異議はなかった。

 

今後のレポートにも引き続き注目です。

「新たな高等教育機関」の行方 その1

■「新たな高等教育機関」の行方 その2

実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化に関する特別部会 議事要旨・議事録・配付資料

 

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大学職員ブロガーです。テーマは「大学職員のインプットとアウトプット」です。【経歴】 大学卒業後、関西にある私立大学へ奉職し、41年間勤めました。 退職後も、大学職員の自己啓発や勉強のお手伝いをし、未来に希望のもてる大学職員を増やすことができればいいなと考えています。【趣味】読書・音楽(主にジャズとクラシック)・旅 【信条】 健康第一であと10年!

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