イフ外語学院・学院長である中野正夫氏のブログからのご紹介です。
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東大は田舎の2流大学扱い
イフ外語学院は、TOEFL、GMAT(経営大学院=ビジネススクールの入学適性テスト)に特化した英語学校です。
たしか、楽天の三木谷社長やサントリーホールディングスの新浪社長も、ハーバード大学経営大学院への入学準備のために、こちらで勉強したと聞いたことがあります。
その中野氏が以下のように述べています。
東京大学の国際ランクがさらに低下
シンガポール国立に比べて東大卒と東大教授の英語コミュニケーションレベルの平均は、はるかに劣るので田舎の2流大学扱いは仕方ない。
京大とかノーベル賞受賞者もいるのに3流扱い。
結局、評価は国際コミュニケーション力です。
国際社会では英語発音は自分の名刺と同じ
結局、初対面の人にいきなり自分の学歴自慢とか業績自慢とか出来ないわけです。
相手が判るのは、挨拶から始まる会話。
どうしても最初は発音でその人の格付けしちゃうわけです。
発音には、どんな家庭環境、教育方針で育ったか、言語才能、コミュニケーション意欲を瞬時に判定されますから。
入口で尊敬を払われるのと、軽い判定では、その後の人間関係で大きな差が出ます。
日本の場合は、国連でスピーチするレベルの人でもトホホなので、ひたすら金だしても、扱いが低いですね。
戦略的な人材育成を
このような英語の専門家によれば、日本の大学の国際評価が低い原因のひとつが、英語力というわけです。
コミュニケーション・ツールとしての英語は、一国の大学評価を左右するほどの重要なスキルなのかもしれません。
韓国のように、高校の段階から米国の名門学校へ送り込み、大学やビジネススクールまでを過ごさせる。在学中には人脈を構築しておく。
というようなエリート教育が必要なのかもしれません。
グローバルビジネスや外交、そして教育に携わる人材を戦略的に育成すること。
すでに周回遅れといわれるわが国のグローバル化への対応には、このような施策が必要だと考えます。
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