情報革命で蔵書価値が暴落
プロブロガー・立花岳志氏の「『本棚』の役割の変化 〜『情報革命』による『蔵書』価値の暴落について」が興味深い。
同氏は、これからは1年以内に読み返す可能性が低い本から順番に処分していくそうだ。
- 必要な本はAmazonプライムで当日に配達される。
- 「情報価値」だけなら電子書籍で十分。
だからであり、街の書店、国会図書館、ネット書店、電子書籍を全部ひっくるめて「貯蔵スペース」と考え、読みたい本にできるだけ速やかにアクセスできる方法が複数ある、ということが大切と述べている。
アナログとデジタルの両刀遣い
筆者もこれまで蔵書にこだわってきた。
そのために自宅を増改築する際に書庫を作ったぐらいである。そこに約1万冊の書籍とアナログ・レコード1千枚を所蔵している。
書籍もレコードも、これまでに買い求めたものは、おそらくこの数倍はあるだろう。
いっぽう電子書籍も比較的早い時期に導入した。Kindleは国内販売直後に入手してからのユーザーである。
この数年で数百冊購入したし、よく使っている方だと思う。かさばらないので、Kindleだけを持って旅に出ることも多い。
つまりアナログもデジタルも両方使っていることになる。
書籍は装幀も含めてオブジェとして好きで、とくに文芸書や画集などの場合がそうだ。それが愛書家の愉しみのひとつなのだ。
これはアナログ・レコードを愛好することとよく似ているが、一概に懐古趣味とはいえない部分がある。
電子書籍は装幀がないし、ずいぶん便利になったとはいえ、まだ一覧性には乏しい。
アナログ・レコードの場合、音の奥行きやふくらみが、CDやダウンロード音源では乏しい。
まとめ
というわけなのだが、いまは「過渡期」というのが個人的な結論だ。
ではどうするか?
これからはコレクションの「数の追求」はもう止めて、大好きな本だけを手元に残すようにしたい。
そして、厳選したものだけを買い求めるようにしたい。
セミ・リタイアしてからは、経済的な問題もある。これまであまり利用していなかった図書館もせいぜい利用しようと思っている。
すこしミニマルな書斎生活になるが、当分そのようにしていきたいと考えている。
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