国立大学と文系学部 天野郁夫ー「IDE現代の高等教育」No.575 特集:文系の危機を読む(4)
今回は「国立大学と文系学部」天野郁夫氏(東京大学名誉教授/高等教育論)です。 主なポイントは以下のとおりです。 高等教育の歴史の大きな転換点になるかもしれない政策変更が、一方的に押付けられることに危惧の念を抱かずにはいら…
今回は「国立大学と文系学部」天野郁夫氏(東京大学名誉教授/高等教育論)です。 主なポイントは以下のとおりです。 高等教育の歴史の大きな転換点になるかもしれない政策変更が、一方的に押付けられることに危惧の念を抱かずにはいら…
今回は「大学と産業の距離について」猪木武徳氏(青山学院大学特任教授/経済学)です。 述べられているポイントは、以下のとおりです。 すでに日本は「工学」重視の国 英国では人文学と社会科学の教育と研究への配慮がなされている。…
2回目の今回は、「逆風化の文系学部とその役割」石 弘光氏(一橋大学名誉教授/財政学)です。 述べられているポイントは、以下の5点です。 成長戦略の一環としての大学改革の議論には違和感を感じる。 運営交付金を削減し、それを…
今回は1回目で、佐和隆光氏の論稿です。 それではご紹介します。 ●●● 1.人文系教育は本当に役に立たないのか 学部学生時代に、アダム・スミス、マルクス、ケインズなど経済学の古典に挑んだ体験は、今日の複雑な社会経済問題を…
卒業生の卒業後の追跡調査を行っている大学はどのくらいあるのでしょうか。 近いうちに義務化されると聞いたことがあるのですが、どうなっているのでしょうか。 大学卒業から就職まで「ストレーター」はわずか3割 山本繁氏の『つまづ…
社会学者の竹内洋氏の講演「戦後日本と大衆社会」@日本記者クラブからです。動画ですが、質疑応答での、G・L型大学についての回答が興味深いのでテキストにしてみました。 ●●● 【Q】日本経済新聞記者(?)から 大学の今後の役…
高偏差値・ブランド大学へ あくまで私の限られた範囲での感想ですが、少子化のせいか進学問題に熱心な保護者が増えているような気がします。 そして、これまた揃ったように英語教育に熱心です。これからの時代はせめて英語ぐらいは、と…
離学予防について、以前読んで感心した『教学IRとエンロールメント・マネジメントの実践』のご紹介を中心に、自分の考えも織りまぜた内容をシェアします。 まずは、 目的 取り組むべき理由 なぜ学生は離学するか?の仮説 です。 …
大学行政管理学会・大学改革研究会のワークショップが11月14日(土)に開催されます。テーマは「大学改革における職員とIR」。 同研究会は主に西日本の若手・中堅大学職員を中心に構成され、精力的に活動を行っている研究会です。…
近畿大学は、「大学自らがメディアとなり,インターネット上に散逸している情報から,受験生・保護者・学生など,全てのステークホルダーに『社会から見た近大の姿』を収集・再発信することで,本学の魅力の再認知と新たな価値の創造を図…
こちらの記事で知ったこの研修会。 北國銀行のプレスリリースによれば、包括的連携協力協定を締結している県内各大学等の中堅職員を対象に2日間にわたって開催されました。2011年から始まり今年で5年目になるそうです。 参加大学…
減り続ける研究時間 教員の研究に充てる時間が減り続けていることは、以前こちらでご紹介しました。 大学教員の研究に充てる時間が減り続けている。 教育に充てる時間の増加がその背景 そして、研究時間増加に有効だと考える手段は、…