『大衆の幻像』竹内 洋【書評】

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『大衆の幻像』竹内 洋(中央公論新社)

大衆の幻像

大衆の幻像

  • 作者:竹内 洋
  • 出版社:中央公論新社
  • 発売日: 2014-07-09

著者の竹内先生は、私の大学時代のゼミ担当教員です。

卒業後数十年たった今、先生の著書に触れることに感慨を覚えます。

現在は関西大学の東京センターにおられるそうですが、いつまでもお元気でご活躍されることを願っています。

さて本書ですが、面白かったです。

雑誌等に掲載されたエッセイ集ですが、大学人の私にとっては第5章(自分史から見る)の「1大学今昔」が興味深く、あらためて勉強になりました。

『職業としての大学教授』(潮木守一著)に触れた文章では、日本の大学教授が世界でも稀なぬるま湯にいる。欧米では教授の割合は13〜25%に過ぎないのに、日本は40%であり、ほぼすべての教員が年功序列に教授に昇進する、という潮木氏の指摘を引用しています。

そして「このぬるま湯がいつまで続くのか」と嘆いておられます。

また、教員人事や大学経営の意思決定方式が大きく変わらなければ、真の大学改革とはいえないとも指摘しておられます。

このような教員のぬるま湯体質にメスが入る日ははたして来るのでしょうか。

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大学職員ブロガーです。テーマは「大学職員のインプットとアウトプット」です。【経歴】 大学卒業後、関西にある私立大学へ奉職し、41年間勤めました。 退職後も、大学職員の自己啓発や勉強のお手伝いをし、未来に希望のもてる大学職員を増やすことができればいいなと考えています。【趣味】読書・音楽(主にジャズとクラシック)・旅 【信条】 健康第一であと10年!

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