長年の考え方を修正
存在価値や使命というと、「自分探し」を思い浮かべる向きも多いかもしれない。
たしかにそれも重要なことなのだろうし、ほかならぬ筆者もそう考えてきた。
それゆえ、なかなか自分の使命を具体的なところまで落としこむことができなかったのである。
だが、先日ある講演を聴いて、この長年の考え方を修正しなければならないと感じた。
しかもそれは、ともすればスピリチュアルな方向に行きがちな「自分探し」―それが悪いと言っているのではないが―と比べてきわめて具体的な方法なのである。
すでに多くの人たちが行っているのかどうかはわからない。だが、筆者にとってはこれまで知らなかった、わかりやすく、かつ説得力のある方法だったのである。
方法はつぎのようなものだ。
世の中を見て、行動しながら考える
まず世の中を見る。
いま何が起こっているのか?
どんなことに困っているのか?
そのことに対して自分が何ができるのか?
何をしないといけないのか?
それが、自分の使命であり、存在価値である。
社会をよく見て、社会のために自分ができることを探すこと。
行動しよう
そして、とにかく行動しよう。
行動しないと見つからない。
行動しながら考えること。
以上だが、いかがだろうか?
社会が抱える課題にたいして自分は何ができるのか?それを行動しながら考えること。
これはNPO法人などの活動に近いかもしれない。
だからこそ、あれだけ情熱的に活動できるのかもしれないと思うのだが、そこに共通しているのは「利他の精神」だということであろう。
The following two tabs change content below.
大学職員ブロガーです。テーマは「大学職員のインプットとアウトプット」です。【経歴】 大学卒業後、関西にある私立大学へ奉職し、41年間勤めました。 退職後も、大学職員の自己啓発や勉強のお手伝いをし、未来に希望のもてる大学職員を増やすことができればいいなと考えています。【趣味】読書・音楽(主にジャズとクラシック)・旅 【信条】 健康第一であと10年!
最新記事 by 瀬田 博 (全て見る)
- 2040年代における大学の役割と使命 大学行政管理学会(JUAM) 特別シンポジウム(3) - 2018年12月25日
- 2040年代における大学の役割と使命 大学行政管理学会(JUAM) 特別シンポジウム(2) - 2018年12月20日
- 2040年代における大学の役割と使命 大学行政管理学会(JUAM) 特別シンポジウム(1) - 2018年12月19日